わた入りイカ一夜干し
味物語

蔵次郎+百次郎 味物語#5 【もみイカ】
今回の味物語の料理は、石川県能登産のイカを使った、 もみイカになります。
お酒との相性が抜群で、これこそ”うまい肴”というべきメニューです。
濃厚なイカの肝がトロ~リ!香ばしい旨みとトロけた肝(わた)から出る深いコクが何とも言えない味わいです。
この旨いイカとので出会いも、当店の社長が長野県木曽御岳山のゴルフリゾートに勤めていた時代の昔話にさかのぼります。

出会いは一軒のスーパーマーケット

岐阜県と長野県の県境に位置する木曽御岳山の峠を越えるとそこは、飛騨高山です。
飛騨高山に入ると、街の空気も食文化も大きく変わります。
木曽から高山へ通じる峠道、開田高原に小さなスーパーが一軒あり、そのスーパーには、飛騨や北陸の商品がわずかですが届けられます。
そこで出会ったのが、このイカでした。
それ以来、“従食酒場”に欠かせない肴になっています。
ネーミング変遷について…
一般的にわた入りイカの一夜干しは、「もみいか」や「丸干しイカ」と呼ばれています。しかしここ栃木県では「イカの一夜干し」はあるものの、わた入りイカの一夜干しはあまり見かけることがありませんでした。
そこでメニューが画像なしでもイメージしやすいように、当初は「わた入りイカ一夜干し」とネーミングしていましたが、現在は画像付きで「もみイカ」と表現しています。

この「もみいか」は、恵比寿(のんべい横丁)の「さいき」さんや、宇都宮のうなぎの名店「川蝉」さんで食することができることからも、左党や食通さんの舌を満足させていることが伺えますね。
ぜひ一度、蔵次郎+百次郎でお試しください♪